サイバー宣伝効果はいかに?
北朝鮮がtwitterの利用を始めたことが先日報道されました。これに続き、今度はソーシャルネットワーキングサービス(SSN)のFacebookの利用も始めたことがわかりました。
Fecebookは世界最大のSSNで現在5億人を超える世界中の人々が利用しています。このようなサイトを利用することは、北朝鮮にとっては孤立している状況を打破するいいツールと考えたのでしょう。
掲載内容は?
公開中は総書記をたたえる映像やYouTubeに掲載されている対南宣伝用の動画100件あまりへの誘導リンクが張られていました。それらは、米韓軍事訓練や哨戒艦調査結果を非難し、北朝鮮の体制を宣伝する内容でした。
Facebookのそもそものコンセプトは友人との交流の場をインターネットに設けていることですが、単なるプロパガンダとして利用されていたに過ぎず、交流とは言いがたいものでした。
現在表示できず
興味をそそられる北朝鮮のFacebookですが、規約違反を犯したとして、現在は表示されなくなってしまいました。Facebookの規約では、米国の禁輸措置対象国や、財務部の特別指定制裁対象名簿に載っている場合は、削除されることとなっており、そのための措置だと思われます。もしかすると誰かのなりすまし行為かもしれませんが、もし本当に北朝鮮当局の活動の一環だとすると、インターネットを使った活動が今後もさまざまな手法で行われる可能性もあります。
北朝鮮twitter
http://twitter.com/uriminzok