クチコミはどの程度信憑性があるか
7月に行われた参議院選挙は民主党の敗北、自民党の勝利に終わりました。
株式会社ホットリンクが運営するクチコミ@参院選では、ネットの口コミから、各選挙区の当選者および比例代表の各政党の議席数を合計3回予測しました。実際の参議院選挙も終わり、改めて、現実と予測の比較を行った結果が発表されました。
クチコミ分析
予測の的中率は全121議席中74議席が的中し、61.1%でしたが、クチコミ数と総得票数との相関は、選挙区選挙0.95、比例代表選挙0.93となりました。61.1%は少し低い気がしますが、これは、1人区で民主党が苦戦したことがクチコミでは予測できず、的中率を下げてしまった結果です。また1票の格差の問題も考えられます。
また得票数全体では、民主党が最も多く、クチコミの当初から民主党優勢と予測していたため相関性が非常に高い結果になったのです。
さすが新聞社、ほぼ的中させる
各新聞社の的中率をみると、朝日新聞、読売新聞、日経新聞はそれぞれ、94.5%、97.7%、96.6%と非常に高い的中率でした。今回は直前に突然の鳩山首相辞任、菅内閣発足など、めまぐるしい変化の中で行われた選挙であり、予測するのは難しかったと思われますが、さすが新聞社といったところでしょうか。
クチコミ@参院選「口コミ予測と選挙結果のまとめ」
http://senkyo.kakaricho.jp/report1.html