ノーベル賞は1位の証
北海道大学名誉教授の鈴木章氏は、「パラジウム触媒でのクロスカップリング技術」で、今年のノーベル化学賞に輝いた一人ですが、昨年から続く、事業仕分けでの研究費の削減について、苦言を述べました。
2位ではだめなんですか?
昨年11月に行われた事業仕分けで、蓮舫氏は研究開発費について、「1位でだめな理由はなんでしょうか?2位じゃだめなんですか?」と発言したことが非常に印象的でした。
事業仕分けはニュースだけでなく、インターネット配信などもされていたので、多くの人がこの言葉を耳にしたことでしょう。
苦言を申す
産経ニュースの報じるところ、上記の発言に関し鈴木氏は、
「研究は1番でないといけない。“2位ではどうか”などというのは愚問。このようなことを言う人は科学や技術を全く知らない人だ」と厳しく批判。「科学や技術を阻害するような要因を政治家が作るのは絶対にだめで、日本の首を絞めることになる。1番になろうとしてもなかなかなれないということを、政治家の人たちも理解してほしい」と話した。
1番を目指したからこその「ものづくり大国日本」。将来的な展望をしっかりと見据えた事業仕分けが望まれます。
産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/science/science/101008/scn1010082354006-n1.htm内閣府 行政刷新会議HP
http://www.cao.go.jp/gyouseisasshin/index.html