阿久根市長の先決処分
5月28日に竹原信一市長は、市議、市長、市職員らのボーナスをほぼ半額とする先決処分を行いました。先決処分は議会の議決・決定を経なければならない事柄について、議会の議決・決定の前に地方公共団体の長自らが処理することを言います。
YOMIURI ONLINEによると
専決処分をした鹿児島県阿久根市の竹原信一市長への対抗措置として、反市長派の市議(16人中12人)は31日、市議会を常時開会中とする「通年議会」の制定条例案を6月定例会に議員提案することを決めた。
と先決処分に対抗して、反市長派の市議は通年議会を求めます。
先決処分は地方自治法により認められており、緊急の先決処分は議会での事後承認が必要とされます。ただし、首長は議会の招集を行わないことも可能なので、この通年議会の制定条例案を審議する定例会を召集しないことも可能です。
YOMIURI ONLINE「阿久根市長の専決に対抗「通年議会」提案へ」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100601-OYT1T00033.htm