ネット選挙解禁見送り
ネット選挙の解禁に向けて、着々と準備がされていましたが、突然の総理辞任により、結局実現しないまま、参議院選挙が行われました。
公職選挙法
現在の公職選挙法は、1950年に制定されました。1950年といえば、戦後からまだ5年しか経っておらず、いまだ戦後の混乱の中にあった頃です。
テレビなど一般家庭にはなく、当然インターネットなどあるはずもなかった時代です。その頃にできた法律では、現在のインターネット時代に対応できていません。だからこそ、ネット選挙の解禁が法整備されることに期待が集まっていました。
現行法下のネット選挙
しかしながら、法律に触れない範囲で、選挙中にインターネットが活用されていました。
政党の公式サイトでは、政治活動の一環という名目で、選挙期間中も更新がされていました。党首の街頭演説の予定や内容を日々掲載していました。たとえば、自民党のHPでは、谷垣総裁がどこで街頭演説をしたか、公示後に日々更新していました。法律の規制がなければ、このように限定されたネット活用ではなく、もっと大いに利用できたはずです。次回行われる選挙では、ネット選挙が解禁されていることに期待が集まります。
自民党ニュース
http://www.jimin.jp/jimin/daily/10_07/10/220710a.shtml