沖縄科学技術研究基盤整備機構へ事業仕分けの結果
4月23日に行われた第2弾事業仕分けのワーキンググループAでの、最初の事業仕分けの対象となった沖縄科学技術研究基盤整備機構への意見と結論の概要は以下の通りです。
沖縄科学技術研究基盤整備機構は、沖縄県に世界トップクラスの科学技術系の大学院大学を設置することを目的とし、沖縄科学技術大学院大学(仮称)を設立する構想が進められています。
「東京やサンフランシスコで運営委を開く必要があるのか」
沖縄科学技術研究基盤整備機構に関しては以下のような意見がでました。
・「多くのハコモノと同じく、ハコモノを作っても中身がないということになるのは明らか。事務局長のいない体制など考えられない。」
・「外部からチェックできる仕組みを作るべき。」
・「このまま学生を募集せず、まず運営を立て直してから先に進むべき。」
・「新しい事務局長に公務員OBを採用すべきではない。」
・「出席せずに、電話会談だけの人もいる。そういう人にも高額の出席謝礼を支払っている」
中でも沖縄の独法がサンフランシスコや東京で会議を開いていることへ必要性に関して、蓮舫議員が「東京やサンフランシスコで運営委を開く必要があるのか」と鋭く突っ込む場面もありました。
ワーキンググループの評価
当該法人が実施、事業規模縮減、ガバナンスを見直しという評価がされました。
<対象事業>
・ 廃止2名
・ 他の法人で実施
(事業規模縮減2名)
・ 国等が実施
(事業規模縮減1名、現状維持1名)
・ 当該法人が実施
(事業規模縮減8名)
<見直しを行う場合の内容>
・ ガバナンスの強化 8名
意見の取りまとめとしては、多くに機構の管理運営についての疑義、事務局の予算の管理や執行ノウハウについての疑義や疑問の意見が付されている。廃止とした人の中にも、他のハコモノと同じく、多くのハコモノを作っても中身がないのではないか、というものでした。
行政刷新会議
http://www.shiwake.go.jp/shiwake/detail/2010-04-23.html沖縄科学技術研究基盤整備機構
http://www.oist.jp/j/