The Observer紙によると、オンライン投票を検討していたカナダのオンタリオ州サーニア市が思わぬ困難に直面しているようだ。
市政府は、同市が今秋の市議会選挙で従来の紙投票の方法を変更するだけの時間も資金もないことを明らかにした。
課題の解決には時間がかかる
従来の投票方法にインターネットと郵送投票の選択肢を追加するためには、納税者に258,000カナダドルの負担を強いることになる。スタッフレポートでは、投票の安全性も懸念されており、調査により多くの時間をかけることを要請している。
マイク・ブラッドリー市長は以下のように述べている。
「このアイデアをもう1年早く進めておくべきだった。今回の選挙でオンライン投票に移行するには費用がかかりすぎるだろう。
次回の選挙こそはオンライン投票が導入できることを期待する。若者や、障害を持つ人、高齢者の参加を促進するためにはやはりオンライン投票が最良の方法だからだ。」
オンライン投票への取り組みは継続
マイク・ケルク議員も2014年の次回選挙でのオンライン投票採用に意欲を持っている。
今回のレポートにある費用にあまりこだわる必要はない。技術は常に進歩し、それにかかる費用もどんどん下がっていくはずだからだ。
「次の4年間、我々は十分な時間をかけて新たな方法を作り上げていくつもりだ」
と、ケルク議員は話している。
Online voting hits a snag in Sarnia
http://www.theobserver.ca/ArticleDisplay.aspx?e=2527886