インターネット選挙
アメリカ・オバマ大統領がインターネットを活用して資金を集め、大統領選に勝利したことは周知のことだが、インターネットを利用するだけでそんなに資金が集まるのだろうか?
綿密な作戦
単にインターネットを使っただけではない。PC Onlineのシリコンバレー通信にオバマ陣営の支持者集めの方法が詳細に語られている。
選挙日が近づくと遊説先の演説に集まってくる支持者にテキスト・メッセージングのワークショップを開いていたらしい。 ワークショップは演説が始まる1時間ほど前から始まり、家族や友人にどうやってテキスト・メッセージを送るのか、オバマのFacebookにどう加入するのかといった方法を指南していたという。オバマ支持層をサポーター自身によって広げてもらい、選挙所に確実に出向いてもらおうというもくろみだ。
まるでマルチ商法のようだ。芋づる式で支持者が増えていく様がわかる。
Twitterの使い方
オバマ陣営がTwitterを使っていたことも有名だが、オバマのフォロアーになればすぐオバマが自分のフォロワアーになるとい返信が送られてくるので、自動返信だとわかっていても、有権者としては一個人として相手にされているかのようで嬉しいと感じるだろう。
日本の選挙にも期待
今年は日本で参議院選挙があり、ネット選挙解禁かと言われている。日本の候補者たちがもしネットを使った選挙運動を展開するのならば、オバマ陣営がしたように綿密な作戦を練って、インターネットの双方向性を大いに活用してほしい。
PC Online
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20081106/1009471/