ブラジルでもソーシャルメディアが広く利用されるようになっている。10月の大統領選挙に先駆けて現職のルーラ・ダ・シルバ氏の党はアメリカのソーシャルメディア会社とサービス契約を結んだ。
世界第5位のインターネット人口
ブラジルは中南米で最もインターネットの利用者が多い国で、世界全体でも5位に位置づけられている。1億9500万人の人口のうち、7200万人がインターネットにアクセスしている。
昨年、同国の携帯電話の台数は1億7600万代に達した。また、ツイッターの加入者は世界第2位で、1000万以上のアカウントが存在する。
同国では、社会経済的格差が主要な問題となってはいるが、それでも先端技術を利用する人の数は増え続けているようだ。
インターネットを本格利用する最初の選挙
こういった状況を踏まえると、ブラジルの大統領選挙に出馬する候補者たちにとって、フェイスブックや、ツイッター、ブラジルで最も人気のあるオーカットなどのソーシャルネットワークウェブサイトが選挙活動において非常に重要なツールとなるに違いない。
ブラジルでは2009年まで政治活動や政治的宣伝をEメールや、SMS, ユーチューブ、ソーシャルネットワークサイトなどを通して行うことが禁止されていた。
その為、今回の選挙はブラジルの政治家たちにとってこういったインターネットの力を活用して選挙活動を行う初めての機会になるのだ。この衝撃はアメリカの大統領選の時よりも更に大きくなることが予想される。
On the social media campaign trail in Brazil
http://www.rnw.nl/english/article/social-media-campaign-trail-brazilオーカット
http://www.orkut.com/