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2024年11月25日(月)
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アメリカ労働局が無給インターンシップの条件を追加発表

アメリカ労働局が無給インターンシップの条件を追加発表

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相次ぐ無給インターンシップの乱用
アメリカ連邦政府労働局は、相次ぐ無給インターンシップの悪用に対して解決策を講じるとして、新しいガイドラインの設立に取り組んでいました。

ところが、実際に公表されたガイドラインは、従来のインターンシップの定義を強調するだけで、企業優先の現状は何も変わる気配がありませんでした。

そして、それを更に補強する無給インターンシップの新ルールが先日、労働局から発表されました。
無給インターンシップ
具体的な6つのルール
今回発表されたのは、どういう状況ならインターンシップが無給でよいかという具体的な例を6つ挙げた一覧です。内容は以下のようになっています。

1. 企業の一員として働きはするが、インターンシップは訓練と同等のものであり、教育環境の中で実施されるものである
2. インターンシップはインターンの利益のためにある
3. インターンがほかの従業員に成り代わって働くことはできない
しかし、管理下の元、既存のスタッフの仕事に従事することはできる
4. 訓練を実施する雇用者はインターンの仕事から急激な利益を得てはいけない
時にはインターンの訓練によって業務が通常通りはかどらないこともある
5. インターンをインターンシップ後、最終的に雇用する必要はない
6. また、雇用者とインターンの双方は、インターンシップに費やされる時間に賃金の支払義務は発生しないと理解する必要がある


労働局が無給インターンシップについて懐疑的になっている点は明確です。以下の点を見てみましょう。

営利会社におけるインターンシップは、主に雇用を前提に実施されます。インターンはつまり、訓練を受ける者ではなく、従業員予備軍として見られるわけです。そしてこの場合、最低賃金と、週40時間を超えて働いた場合、残業手当を受け取る権利があります。
つまり、どういうことかというと…
この話題は、国の経済ほど重要な話題ではありません。では、なぜ労働局はこんなにも無給インターンシップにかんして騒ぎ立てているのでしょうか?

一部では、長期にわたる間違いを修正しようとしていると言われています。インターンは、将来の雇用のチャンスがつぶれることを恐れる余り、この問題に抗議することを嫌がります。

しかし、皮肉な人々は、この状況を打破するには、単純に労働局が雇用者に通達を出せば良いと言うわけです。オバマ政権の管理下の元、政府による規制が増えることに期待しているのです。

我々は険しい道のりを歩んでいる最中なのかもしれません。

原文: Tim Gould (翻訳: Miyuki.T)

外部リンク

原文: DOL makes a point of releasing new internship rules (HR Morning)
http://www.hrmorning.com/dol-makes-a-point-of-releasing-new-internship-rules/

アメリカ労働局(英語)
http://www.dol.gov/
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