BONES - 骨は語る -
数々の人気海外ドラマを生み出してきたフォックスが制作している「BONES」は、科学者たちの高度な専門知識に、一見相反するユーモアあふれる人間性を織り交ぜて進む1話完結型の犯罪ミステリーです。
主人公と同じ法人類学者であるキャシー・ライクスの著書を原作としており、科学者だからこそ描ける専門的な謎解きが人気です。
エミリー・デシャネル演じる主人公テンペランス・ブレナン、通称ボーンズは、骨を専門とする法人類学者です。その有能さを買われて、FBIに協力し、所属するジェファソニアン研究所のメンバーと共に事件の現場や遺体、主に遺骨を鑑定して事件の真実を暴きます。
ボーンズとタッグを組むのはデヴィッド・ボレアナズ演じるシーリー・ブース捜査官です。元陸軍でスナイパーを経験し、体育会系の現場上がりの気質が強く、最初の頃はボーンズ率いるインテリ軍団と反発しあうこともしばしば。
しかし、頭脳戦では劣るものの、体力と対人関係のスキルが高く、やがてお互いの長所を認め合うようになった両者が信頼関係を築くようになっていくのも、このドラマの見所です。
BONESはアメリカでは第5シーズンが公開されていますが、日本の最新シーズンは第4シーズン。この最新シーズンでは、第3シーズンの衝撃の展開で欠員が出たジェファソニアン研究所に、様々なインターンが登場します。人間ドラマも大きな魅力となっているBONESの登場人物ですから、全員個性の強い人物ばかりです。
みんな個性豊かなジェファソニアンのインターンたち。あなたのお気に入りは誰ですか?
クラーク・エジソン
クラーク・エジソンは、一番最初に欠員を補うべく研究所に呼ばれた科学者です。前シーズンではイラクに出兵したボーンズの優秀な助手ザックの代理として早期から登場していました。
ずば抜けたIQを持つザックと比較され、あまり歓迎されてはいませんでしたが、ボーンズの父親の裁判でも優秀な能力を証明しており、ボーンズも認める仕事の腕には定評があります。
仕事にプライベートを持ち込むことを嫌悪しており、度々仕事の枠を超えた付き合いや会話をするジェファソニアン研究所のメンバーやブースに対して忠告も放っています。また、そのことを理由に、一度就いた仕事を辞退したこともありました。
しかし、ジェファソニアン研究所の環境が良いことを知っている彼は、自分の信念に妥協点を見つけて、ボーンズの捜査の協力を申し出たりもします。
デイジー・ウィック
クラークのあとに登場したのが、これまた個性の強いデイジー・ウィックです。ブレナンを崇拝しており、自分の能力を見せようと常に高いテンションでソワソワしています。
専門知識もあり、それなりに優秀なのですが、その性格が仇となって所長に鬱陶しがられ、解雇されてしまいます。それでもめげずにFBIに協力している心理学者スイーツと交際を続ける姿は、彼女の憎めない人間性が表れていますね。
大物俳優もゲスト出演
また、海外ドラマ「プラクティス」や映画「ハリー・ポッター」シリーズでハグリッドを演じていることで有名なロビー・コルトレーンもアシスタントとして登場したこともあります。
人の良いおじさんといった風で、失恋したばかりのホッジンズと最初は衝突していましたが、徐々に彼の心を開かせることに成功。最後には、心を尖らせていた彼を軟化させる手助けをしました。
ウェンデル・ブレイ
次に登場したインターン生は、ボーンズの奨学金を得ている優等生のウェンデル・ブレイ君。裕福な出ではないので、顔見知りの人達から学費を工面して借金を抱えていますが、その分しっかりとした仕事に就こうと努力する好青年です。
普通と少しずれた感覚を持つボーンズから性的な研究資料の話をされて、関係を迫られていると勘違いして悩むほど純粋ですが、ブースとホッケーをしたり、過去にボクシングをしていたりとカッコいい一面も持っています。インターンの中では一番まともかもしれませんね。
コリン・フィッシャー
翌週登場したインターンはコリン・フィッシャーという悲観的な考えに走りやすいインターン。唇にピアス、黒髪で、身体の線が細く、顔色も冴えないルックスが、まさに彼の内面を象徴しています。研究を続ける間も、詩的なセリフを好んで口走ります。
自殺ホットラインのボランティアを行っていたという過去まであり、自分に通じる趣味を持つ容疑者と一夜を共にして上司から怒られたことも。しかし、細かな作業をこなし、しっかりと真実を導き出す能力があり、彼が貢献して判明した事実が事件解決の鍵となることもあります。
ちなみに演じている役者、ジョエル・ムーアはフォックスの他の海外ドラマにも度々出演しており、先日公開されて話題になった映画「アバター」にも登場している有名な俳優です。おそらくインターンを演じている役者の中では一番キャリアがある人物でしょう。
愉快なヴィーノ
最後に登場するのが、「愉快なヴィーノ」と自ら名乗るヴィンセント・ナイジェル-マーレイ君です。独特のブリティッシュアクセントで、それまでの会話に関係ないウンチクを披露するところに特徴があります。
その度に議論が脇道にそれるので、上司にイライラと注意されるのですが、そのキャラクターが徐々に馴染んで憎めなくなる視聴者も現れているようです。ホッジンズの指摘でまだ博士号を取得していないことがわかりますが、膨大な知識を駆使して他に引けを取らない活躍を見せます。
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