コンティネンタル、CES 2018で包括的接続体験デモカーを実証

コンティネンタルは、自分の指先で、交通や道路、気象や関連する日付も含めた情報を見ることができる、包括的接続体験デモカーを発表した。同社は、2018年1月9日から12日に開催されるCESラスベガスにおいて、このデモカーを展示する予定である。

包括的接続体験デモカーは、ウェブ技術を活用してシームレスな接続を提供し、ユーザーがより良いドライビング体験を得ることができるもの。また、ユーザーのニーズを先取りし、より豊かで個人に適応した体験を提供するために車両情報を活用することができ、自動車メーカーやサービスプロバイダーのビジネスチャンスを作成するものとなっている。

コンティネンタル、インテリア部門のシステム＆テクノロジー部門長であるKarsten Michels氏は、次のように説明した。

コンティネンタルは、包括的接続体験デモカーにより、ナビゲーションやインフォテイメント、トラベルサービス、車両アシスタントにおいて、状況に合った、動的でインタラクティブな情報をドライバーに提供するデジタルトラベルガイドを紹介する。

ユーザーは、天気予報・交通情報・距離に関するポイントを含む、センターコンソール上のタイムラインで表示される幅広いサービスと対話することができる。また、バックエンドハブは、最も適切な情報を表示するために、ユーザープロファイルや周辺状況、行き先に基づくデータを集約し、優先順位を付ける。

例えば、システムが、空気圧不足タイヤを検出すると、車両の情報にアクセスする契約保守サービスプロバイダーは、すぐにユーザーに連絡をし、問題に対応するために最寄りの修理工場に行くように勧める。

これは、タイヤや車両のメンテナンスに特化した、ヨーロッパにおけるコンティネンタルの専門修理工場ネットワークであるBestDrive社も協力した車両で紹介される。

このソリューションは、より豊かなドライビング経験のために、聴覚的要素と視覚的要素を調和させている。ルーフ・モジュールに組み込まれた従来のオーディオ・テクノロジーに基づく、高品質で空間化されたヒューマン・マシン・インタラクションは、専用のドライバーオーディオ層で、人間のような発声を実現した。

これにより、サービスメッセージと警告は、後ろのノイズや、音楽や放送番組から分断された、クリアな通信が保証される。

さらに、このシステムは、幅広く受け入れられているウェブ技術（HTML5、NodeJS、Chromiumベースのウェブブラウザ）を搭載しており、パフォーマンスの最適化、開発時間の短縮、多様な管理の簡素化を実現している。

サービス指向アーキテクチャ（SOA）は、ビルディングブロック・アプローチを採用しているので、OEMやサービスプロバイダーは、アプリケーションを容易に開発し装備するために、標準化されたAPI（RESTなど）を介して使用できるサービスを活用している。

また、これらのアプリケーションは、ユーザーおよび車両のデータを中心に設計されているため、高度なカスタマイズが可能である。

（画像はプレスリリースより）




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