中古マンションの成約件数、3か月ぶりに減少
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は9月11日、2017年8月度の月例マーケットウオッチを発表した。
これによると8月の首都圏における中古マンションの成約件数は、前年同月比5.0%減の2,265件。3か月ぶりに前年同月比を下回った。
成約平米単価は、前年同月比5.9%上昇の50万5,000円。成約価格も前年同月比7.6%上昇の、3,238万円となった。成約平米単価、成約価格ともに、2013年1月から56か月連続で前年を上回っている。
地域別の成約件数では、千葉県を除く各地域が前年に比べて減少した。成約平米単価は多摩と神奈川県他を除く各地域が前年同月を上回り、東京都区部は2012年10月から59か月連続、埼玉県は2015年12月から21か月連続で前年同月を上回っている。
中古戸建住宅の成約件数、5か月連続で減少
8月の首都圏における中古戸建住宅の成約件数は、前年同月比9.6%減の804件。5か月連続で前年同月を下回る結果となった。成約価格は前年同月比4.5%下落の2,953万円となっている。
地域別の成約件数は、横浜・川崎市と千葉県を除く各地域が前年同月比で減少しており、東京都区部と多摩、埼玉県は2ケタ減と大きく落ち込んだ。
成約価格は多摩と埼玉県、神奈川県他が前年同月比で下落し、多摩と神奈川県他は3か月連続で前年同月を下回っている。
(画像は、東日本レインズのホームページより)
月例マーケットウオッチ:2017(平成29)年8月度
http://www.reins.or.jp/mw_201708_summary.pdf