「産業医顧問サービス」始動　働き方改革の手助けに

医療業務ビジネスに強みを持つエムスリーキャリア株式会社は、近年、多くの企業が取り組みを開始している働き方改革をサポートすべく、「産業医顧問サービス」を始動し健康経営のサポートを行うことを発表した。

2017年6月30日に公表された厚生労働省の「過労死等の労災補償状況」によると、2つの事案に関する労災補償状況（「脳・心臓疾患」、「精神障害」）での請求件数は、毎年増加している。特に「精神障害」に関わる事案では、5年前と比較して1.2倍となり、深刻な問題となっている。このような状況から、同省をはじめとした各省庁で労働環境の改善に向けた対策が講じられている。伴い、企業も同様に改善に向けて動き始めている。
こうしたことを背景に、従業員の健康管理に積極的に取り組む企業が増え、今まで以上に産業保健に期待が寄せられている。

産業保険に注目が集まり産業医の活躍が期待される中、「日本医師会産業医活動に対するアンケート調査結果について」（2015年9月発表）によると、「産業医として働く事業所がない」といった課題が存在することが明らかになった。この状況に対して、同社はこの課題を解決するために企業と産業医をつなぐ架け橋としての役割を担い、産業保健に関する包括的な業務のサポートを実施する。

第一の特徴は、サービスにかかる費用である。月額30,000円からの提供で初期手数料はかからず、これは業界でも最安値の水準となる。第二の特徴としては、同社が手がける医療情報サイト「m3.com」に登録する25万人以上の医師会員を基盤とした迅速且つ適切な産業医のマッチングが挙げられる。第三の特徴は、同社の専任スタッフが運営サポートに携わる点だ。

尚、産業医の業務としては「休職・復職面談」、「過重労働者への面接指導」、「メンタルヘルス相談」等があり、専任スタッフの業務としては、各種相談への対応や、衛生委員会の運営サポートなどを行う「産業保健業務運営サポート」、現状の分析や制度等の企画・実行支援等の「健康経営実践サポート」が挙げられる。

（画像はプレスリリースより）




エムスリーキャリア株式会社 プレスリリース
https://www.m3career.com/news/20170719_1/