小柳建設と日本マイクロソフト、「「Microsoft Hololens」を活用したプロジェクトを推進

小柳建設は4月20日、日本マイクロソフトと協業し、世界初の自己完結型ホログラフィックコンピューター「Microsoft HoloLens（マイクロソフト　ホロレンズ）」を活用したプロジェクト「Holostruction（ホロストラクション）」を推進していくことを発表した。

「HoloLens」は、目の前の現実世界の中に、3Dの仮想物体であるホログラフィックを重ねて表示。現実世界と仮想世界を複合させて、それぞれの長所を活かした複合現実を実現する新デバイスで、日本マイクロソフトが2017年1月から国内の法人と開発者向けに提供開始。

業務生産性とトレーサビリティの向上を目指し、「HoloLens」を活用するのは、建設事業者として国内初となる。

小柳建設では、「HoloLens」を活用し、業務トレーサビリティ向上の推進やBIM／CIMデータの活用試行など、コンセプトモデルの開発を進め、今後の実用化を目指すとともに、様々な活用方法を検討。

計画、工事、検査、アフターメンテナンスの全てを表現するツールとして、全ての業務トレーサビリティを確保する仕組みを開発し、建設事業者として事業や業務の透明性を確保。政府が推進するi-Constructionを後押しできることを目指す。

また、設計図を3Dで可視化しつつ、検査に必要なデータや文書も一緒に格納し、必要な時にすぐ表示できる仕組みを開発。建設現場における工事の検査において、BIM／CIMデータを活用した、直感的な新しい検査基準の検討、検査文書の作成負担を軽減する試行策に取り組むとしている。

（画像はプレスリリースより）




小柳建設、日本マイクロソフト　プレスリリース
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