電通とコロプラ、位置情報マーケティングサービスを開始

5月20日、「位置情報からひもとく未来分析」を掲げ、電通とコロプラが新たなマーケティングサービス「miraichi」の提供を開始した。対象エリアの来訪者の発地地域や性別、年齢層に加え滞在時間や来訪頻度などのデータを収集し、時系列で把握することが可能になる。商圏分析や出店戦略の策定、販売活動のプランニングや競合他社を含む顧客ロイヤルティーの把握、各種施策の効果測定などに利用可能だ。

また、それらの情報をクライアントのニーズに合わせた切り口で可視化し提供するため、流通・小売業、都市開発、自治体など様々な事業者が利用出来る。サービス開始に先立ち、大手流通企業を対象に顧客動態分析実験が行われたが、新規店舗と既存店舗での顧客構造の違いの解明や来店促進の課題発見に大きな成果を上げている。

今後は流通・小売業や観光・旅行業、テーマパーク運営や都市開発に関する企業にサービスを提供していくとともに、両社が持つ他のサービスも連動させワンストップ・マーケティングサポートを行う。

※電通に提供される情報はKDDIとコロプラが提供する「Location Trends」によって作成された統計情報としてのレポートであり、KDDIが保有する契約者の情報やスマートフォンの位置情報ビックデータは含まれないという。また、電通がレポートから個人を特定・再識別化することもない。




電通プレスリリース
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2015/0520-004054.html