“スーパーマン”大統領を歓迎するL.A.
前回の選挙では、7億5千万ドル(約600億円)という史上最大の選挙資金を使ったオバマ大統領。今回の選挙では、現時点(2月13日)ですでに1億2500万ドル(約10億円)を集めており、他の候補者からも群を抜いてトップにいる。
image by sha in LAThe Telegraph紙によると、大統領は16日、プライベートなパーティに参加するため、ロスアンゼルスに到着。この資金集めが目的のパーティーは、入場料が250-500ドル(約2-4万円)で、オバマ氏と肩をたたき合い、米ロックバンド、フー・ファイターズのアコースティックなコンサートを鑑賞できる。
パーティーの後は、一人3万5800ドル(約280万円)の夕食会が予定されている。この2つのイベントによって、約300万ドル(約2億4千万円)が、オバマ氏の大統領キャンペーンと米民主党に集められた。
再選の望みが見える支持率52%の世論調査結果
「インターネット上の著作権侵害」に対して、大統領の取締が緩いことにもかかわらず、ハリウッドには“スーパーマン”大統領支持者が多いようだ。
オバマ氏のカリフォルニア南部資金調達委員会共同委員長、ケン・ソロモン氏によると、今回のパーティーのチケットは、ここ2,3年に行われた同種のパーティーのものよりずっと早く完売したようだ。
もう一人の共同委員長、ジョン・エマーソンは、
ハリウッドから集まる資金は、ほとんどがとても純粋である。この資金は、本当に政治に関心がある人達から来ているからである。彼らは、当選後の法規制の変換を期待してチェックを切るわけではない。
とコメントした。
今回のカリフォルニア州キャンペーンの2日間で、大統領は、ロスアンゼルスとサンフランシスコを訪問する。ハリウッドとシリコンバレーでは、資金調達が一番の目的である。
・The Telegraph・米大統領選挙、火花を散らすキャッシュの戦い/読売新聞