仏大統領選においてキャメロン英首相もサルコジ仏大統領を支援
メルケル独首相に続いて、英国のデービッド・キャメロン首相も仏大統領選においてサルコジ仏大統領を支援することを公表した。17日、独ツァイト誌が報じた。キャメロン首相は、パリでの会談において
「われわれは、来週の選挙キャンペーンの運命を見守り、幸運を祈っている。」
と、語った。
キャメロン首相は、サルコジ大統領の勇気とリーダーシップを称賛し、大統領が国のために偉大な事を成し遂げられると確信していることを示した。
それに対し、サルコジ大統領は、
「キャメロン首相の支援には、感謝します。」
と、述べた。
今のところ、サルコジ大統領は世論調査によると、社会党のオランド候補に大きなリードを許している。
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World Economic Forum共同の核計画と防衛プロジェクト
今回の英仏首脳会談は、共同の核計画が焦点であった。両国は、将来的に原子力の利用において協力を約束。
さらに、両国は共同防衛プロジェクトに合意した。そのなかには、無人監視航空機の開発計画と2020年までに最初のプロトタイプの無人戦闘機の開発がある。
原子力技術の分野における提携は、まず、イギリス南部の町ブリッジウォーターで計画されている新型の原子力発電所の建設を共同で行うことで合意した。
この原発建設は、高性能の加圧水型原子炉2基が計画されている。いわゆる、「ヒンクリー・ポイント・プロジェクト」では、英国ロールス・ロイス・グループと仏アレバ社、フランス電力公社EDF(Électricité de France)が提携して拡張建設を行う。
ロールス・ロイス社は、このパートナーシップ事業を総額4億ポンド(約503億2000万円)規模と見込んでいる。
ツァイト誌(Zeit Online)
http://www.zeit.de/politik/ausland/2012-02/cameron-sarkozy-frankreich-wahlkampf