落ち葉から土壌へ
東京電力福島第一原発から放出された
放射性セシウムが
ミミズからも検出された。その量、1キロあたり約
2万ベクレル。毎日jpが6日、報じた。
今回の調査は原発から約20キロ離れた福島県川内村で、昨年8月下旬から1か月かけて、独立行政法人・
森林総合研究所によって行われた。ミミズから
放射性セシウムが検出された原因としては、原発から放出された放射性物質が地表の落ち葉に付着、
落ち葉が分解されてできた有機物を、ミミズが(略)土とともに取り込んだ
と見られている。
ミミズはやがて、鳥、モグラ、イノシシなど他の野生動物のエサとなる。毎日jpは、
放射性セシウムがこの食物連鎖で、
他の生物の体内に次々と蓄積していく現象が起きている可能性
を危惧している。
[image by
Kevin Krejci]
検査用の採取ができない例も?
森林総合研究所は川内村をはじめ、大玉村、只見町で、森林内の放射性物質の分布状況を調査しており、その結果を昨年12月に、農林水産省から公表している。それによれば、森林の
放射性セシウムの蓄積量は、1平方メートルあたり、
川内村:約138万ベクレル
大玉村:8〜12万ベクレル
只見町:約2万ベクレル
となっている。
今回のニュースに対し、ネット上では、
・土自体が穢れまくってる証左
・ミミズとかネズミとか地を這う小動物は酷く汚染されているのは間違いない。
・(食物連鎖で)いずれ人間に影響が出る 直ちに影響がないだけで
などの反響が出ている。中には、
採取できて検査できてるうちはまだマシ(略)群馬だかの湖でワカサギのセシウム検査しようと漁師がとりにいったら1匹しかおらず検査不能、てのが今のところ一番怖いな
との書き込みもあった。
毎日jp:放射性セシウム 福島県川内村のミミズから検出
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120206k0000m040113000c.html農林水産省林野庁:森林内の放射性物質の分布状況調査結果について(第二報)
http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/hozen/111227_2.html