決選投票に持ち込めるか?
ロシアの大富豪ミハイル・プロホロフ氏(46)は、2011年12月12日に大統領選への立候補の意思を表明して以来、初めてプーチン首相に対し、“反プーチン”の態度を示した。ロシアで3番目にリッチなプロホロフ氏は、Twitterに
「今回の選挙での私の役目は、反プーチンの立場をとることだ。」
とツイート。独フォークス誌オンライン版が1月27日付けで報じた。
これまでのところ、プロホロフ氏は、プーチン首相に対する批判を差し控えていた。18日、立候補に必要な法定署名数(200万人)を上回る210万人分の署名を集め、中央選挙委員会に提出した。
プロホロフ氏は、プーチン首相との決選投票に持ち込むことを表明。第1回投票で20%の得票率を見越している。
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ウィキペディア大統領選の5人の立候補者
ロシア大統領選には、合わせて5人が立候補している。プロホロフ氏とプーチン首相の他に、「ロシア連邦共産党」のゲンナージー・ジュガーノフ党首、超国家主義の「ロシア自由民主党」から右翼政治家のウラジミール・ジリノフスキー氏、左派保守系の「公正ロシア」のセルゲイ・ミローノフ氏である。
国の世論調査機関Wziomの最近の調査によると、反政府デモが起こった後にもかかわらず、プーチン首相が49%でリードしている。それに続き、ジュガーノフ氏は11%、ジリノフスキー氏は9%、ミローノフ氏は6%、プロホロフ氏は、たったの4%だった。
プロホロフ氏は、それに対し
「国の世論調査は信頼性がない。」
とコメント。
3月4日の大統領選まで、あとわずかである。プロホロフ氏が、今後どこまで有権者の支持を集めることができるか楽しみである。
フォークス誌(Focus Online)
http://www.focus.de/politik/ausland/wahlen-milliardaer-prochorow-will-anti-putin-werden_aid_707711.html