明治がお詫び　インフルエンザ対策で胃潰瘍対策が犠牲に？

明治が製造販売する機能性ヨーグルト「明治ヨーグルトR-1」シリーズが、インフルエンザに効く、とうわさされたことで、極端な品薄状態にある。同社の機能性ヨーグルト「明治ヨーグルトR-1」について、朝の情報番組｢とくダネ｣などでインフルエンザ予防効果がある、と紹介された。

佐賀県有田町では、児童や園児のインフルエンザ発症率が全国平均の1/10以下に抑えられているという。

有田町では、ほとんどの子どもが毎朝R-1を飲んでいることから、その効果と見る専門家もいる。

有田共立病院の井上文夫院長は「R-1はもともと呼吸器感染症に対して予防効果がある乳酸菌だったが、インフルエンザにも予防効果があることがわかった」と語った。

寒波と乾燥により、首都圏でもインフルエンザが猛威をふるい始めている。東京都でも26日、今年最初のインフルエンザ注意報が出された。

R-1の人気が高まる中、明治では30日、品薄状態であることを発表。ホームページにお詫びとお知らせを掲載した。

それによると、明治ヨーグルトLG21の生産ラインを一部止め、明治ヨーグルトR-1の生産に回す予定という。

ピロリ菌対策として人気のLG21だが、インフルエンザは季節ものだけに、この期を逃せない、との判断だろう。




◆株式会社 明治
｢明治プロビオヨーグルトLG21｣シリーズの一部商品販売休止と｢明治ヨーグルトR-1｣シリーズの品薄状態に関するお詫びとお知らせ
http://www.meiji.co.jp/notice/2012/detail/20120130.html