同人作家に税務相談協会から勧誘メール？　送り主の正体は？

このところ有名同人作家あてに、「日本同人作家税務協会」なる団体から会員になるよう勧誘するメールが送られているという。

同協会のサイトには、同人作家に対して、税務サービスを提供する旨が記されているが、責任者の氏名や所在などはいっさい記載されていない。同サイトでは、｢コラム｣として同人誌の在庫に対する税務処理を取り上げている。

たしかに期末に残った在庫は、費用化されずに税金がかかる対象となる。このため、売り上げだけでなく、在庫も課税対象となる。

一般に商売をしている人間以外は、あまりなじみのない知識であり、インパクトの強いコラムと言える。

「日本同人作家税務協会」の正体については、Hatena Diaryにてブログを展開するnekoneko氏が、調査結果を公開している。

公開されている情報を追跡すると、Gmailのアドレスから、情報商材を販売するサイトにたどりつく。

「日本同人作家税務協会」の運営統括者は情報商材を販売する同サイトの運営者と同一の人物と見られる。

また情報商材販売サイトの所在地としてレンタルオフィスが記載されているなど、不明な点が多い。

税務については、相談や代行を行うことができる有資格者が限定されている。

「税理士」、「公認会計士」、「国税局長に対し通知を行い、一定の条件の下で税理士業務を行うことができる弁護士」以外があつかえば、違法行為となる。



◆( ’-’)ノにゃんこい！は来るよ
http://d.hatena.ne.jp/nekoneko/

◆日本同人作家税務協会
http://www.hoken-zeimu.net/sakka/