「メルケルがサルコジに投票」
独ヴェルト誌オンライン版(Welt Online)によると、28日午後(現地時間)、パリにてドイツキリスト教民主同盟(CDU)のヘルマン・グローエ幹事長は、4月22日の仏大統領選にむけて、アンゲラ・メルケル独首相の意思を伝えた。
私たちは、サルコジ大統領の春の選挙運動における共同キャンペーンを実施することを楽しみにしています。
このことが、パリで物議を醸し出している。というのも、サルコジ大統領は、まだ正式に立候補していないからである。それゆえに、公式な選挙運動の日程も決まっていないのである。
29日夜(現地時間)、サルコジ大統領はテレビに出演した際、大統領選に正式表明することなく、付加価値税の引き上げや週35時間の軟化などの財政リフォームについて述べただけだった。
日曜日の“Journal du Dimanche”紙では「メルケルがサルコジに投票」と、見出しを飾った。
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Chesi - Fotos CCメルケル首相がサルコジ大統領を支援する理由
グローエ幹事長は、メルケル首相がサルコジ大統領を支援する理由をヴェルト誌に語った。
ドイツとフランスは、この過去18か月間、債務危機を救済する方法については、広範な部分で合意している。社会党候補のオランド氏は、合意の本質的な要素を疑問視している。このことは、フランスだけでなく、ユーロの安定化にも影響を与え、しいては、ヨーロッパ全体にも困難をもたらすだろう。それゆえに、意図的に明確な言葉を選んだのである。
ヴェルト誌(Welt Online)
http://www.welt.de/print/die_welt/politik/article13840859/Merkel-soll-Sarkozy-im-Wahlkampf-beispringen.html