公正な選挙を
昨年3ヶ月にわたって、不正に村の土地が買収されたことがきっかけで村全体で抗議運動を実行、最終的には要求を勝ち取った中国広東省烏坎(ウカン)村では、2月1日に村で約40年以来の民主的選挙が行われる。
image by Rene Mensen今月15日には村の党書記に抗議運動のリーダー、林祖鑾(Lin Zuluan)氏が選ばれた。抗議運動のリーダーが党書記に選ばれるのは初めてのことである。
村民の署名を集めて立候補
今回の選挙では、3月1日に選ばれる村民委員会の役員の候補者を選出する。村民の署名を50名集めた先着35名の立候補者の内、11名が次回の選挙候補者として選ばれる。
The Telegraph紙の取材に対し、抗議運動でも村民代表者の一人であり、今回の選挙の準備をサポートしている張建成(Zhang Jiancheng)は、
今中国では我々を見て、民主化の波が高まっている。烏坎村から学んでいる他の村へ指針となるように、全ての選挙を公明正大に行わなければならない。
と語った。
抗議運動の終結時に約束された「不正に買収された土地の返却」に対して広東省党当局からの解明は何もない。
・The Telegraph(英語)・「まだ10日はもつ」-警察に包囲された中国反政府村/ネット選挙ドットコム
http://www.net--election.com/news_ajVhvv9FII.html・地方政府からの会談の要求を拒否。中国、ウカン村続報/ネット選挙ドットコム
http://www.net--election.com/news_akhZW6cSfK.html