食品安全モニター募集
平成24年1月16日から、内閣府食品安全委員会事務局は、平成24年度食品安全モニターの募集を開始した。
食品安全モニターとは、広く国民から、食品安全委員会の運営に関する提案等を受けることを通じ、国民の声を活かした委員会の運営を図るため、委員会が依頼するものである。
今回依頼される食品安全モニターの依頼期間は、平成24年4月1日から平成26年3月31日までの2年間である。このように食品安全モニターの依頼期間が2年間となっているため、現在、全国で470人の食品安全モニターが依頼を受けているが、今回募集するのはこの中の235人となっている。
食品安全モニターの活動・資格等
食品安全モニターの活動内容は下記のとおりである。
1.アンケート調査(食品の安全性に関する意識等)への協力
2.委員会の運営に関する提案等
3.食品の安全に関する危害情報を入手した場合の報告
4.食品安全モニター会議(全国各ブロック・年1回)への出席
5.地域での日常生活を通じた食品の安全に関する情報提供への協力
食品安全モニターへ応募する資格は、日本国内に居住する平成24年4月1日現在で満20歳以上の人、議員や公務員でない人、インターネットを利用できてWEBページの閲覧や電子メールの送受信が可能である人という一般的な要件を満たすとともに、下記の要件も満たしていなければならない。
まずは、原則として食品安全モニター会議に出席可能であることである。これは、モニターの役割、委員会の取組、リスク評価等についての知識や理解を深め、意見交換を行うための会議で、全国のブロックで年1回行われる。
そして、次のいずれかを満たしていることも応募資格となっている。
1.大学などで食品に関係の深い学問を専攻し修了した人
2.食品に関係の深い資格を保有している人
3.食品安全に関する業務を業としている人または食品の安全に関する行政に従事していた人
なお、応募の締め切りは平成24年2月10日となっている。
食品安全モニターはこのような厳しい要件をクリアした人だけが応募資格を有するモニターであるため、非常に高いレベルでの意見交換がなされていることだろう。
食の安全は全員に関わる非常に大切な問題であるため、専門性を有する客観的な目できちんと判断してもらいたいものだ。
平成24年度食品安全モニターの募集について(お知らせ)
http://www.fsc.go.jp/monitor/2401monitor-boshu.html