「手づくり郷土賞」とは?
国土交通省は、平成24年1月20日に、平成23年度「手づくり郷土賞」の選定結果を公表した。「手づくり郷土賞」とは、地域固有の自然・歴史・伝統・文化などの地域の魅力や個性を創出している社会資本と地域活動の一体の成果を発掘・評価するものである。
この「手づくり郷土賞」は、昭和61年度に創設された賞で、平成23年度で26回目の開催となる。「手づくり郷土賞」に選定されると、国土交通大臣から表彰され、全国に広く知ってもらえるため、毎年全国から応募がある。
「手づくり郷土賞」には一般部門と大賞部門とがある。一般部門は、地域の魅力などを創出している社会資本と地域活動が一体となったものが選定される。これに対して大賞部門は、「手づくり郷土賞」を受賞した後の活動等が評価されるため、一般部門で受賞した後に再度表彰されるという喜びがある。
平成23年度「手づくり郷土賞」受賞
平成23年度は、一般部門で12つ、大賞部門で4つが「手づくり郷土賞」を受賞した。まず、一般部門で受賞したのは下記のとおりだ。
1.えりもの地域資源の掘りおこしと活用
2.災害復旧後の河川敷及び堤防を利用した地域活性化事業
3.野の川の再生 「清流よ 永遠なれ」
4.流域学習・流域防災拠点を目指す鶴見川駒岡河川敷
5.三条市民と大学の協働による小さな里山づくり
6.三国街道塩沢宿
7.中山道「御嶽宿」景観修景プロジェクト~賑わいと誇りの持てるまちづくりをめざして~
8.市民が創る緑の街道 愛岐トンネル群~廃線トンネル再生中~
9.蘇った歴史の道 岩国往来
10.「水」と「芸術文化」でまちづくりと人づくり
11.山国川発中津干潟 水でつながる自然と文化と私たち
12.堀川運河の歴史と伝統を活かしたまちづくり
大賞部門で受賞したのは、ガーデンシティみしまプロジェクト、
若狭鯖街道熊川宿、酒蔵のあるまち並み、豊後高田昭和の町の4つである。
どれも地域の特性を活かした非常に魅力的な作品であるため、旅行や出張の際には是非一度味わってみたいものだ。これからも地域の特性を活かし、地域の発展に力を入れていただきたいものだ。
手づくり郷土賞とは?
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/region/tedukuri/what_furusato/what_furusato.html