号泣する姿が海外でも話題に
昨年12月19日、北朝鮮の
金正日総書記の死去に際し、その死を悲しんで号泣する北朝鮮国民の姿はニュースでも報じられたが、その様子は
YouTubeにもアップされ、海外のネットユーザーからも大きな注目を集めた(下部に映像掲載)。
動画再生数は現在までに
750万回を越えている。動画アップ時はコメントも秒単位で書き込まれ、20日にはコメント数が
2万件越えとなって、日本のネット掲示板でも話題となった。
コメント(英語)は、「笑ってしまう」「数百万のロボット!」など、あまりの号泣ぶりに、やや引き気味のものが多かったが、中には、
・嘘泣き!ただ生き残るため
・悲しめ、さもなければ死
というものもあった。
[image by
John Pavelka]
金正恩に捕まって食べられる?
ところが、この書き込みはあながちはずれではなかったようだ。中央日報の11日の記事によれば、
金総書記の哀悼行事に参加しなかった住民や涙を流さなかった住民への処罰が始まっているという。同紙は消息筋の情報として、
最低6カ月の労働鍛練隊処罰が下されている
という話を伝えている。また、世襲制を非難するような噂を広めた場合は
教化刑や
家族追放、
政治犯収容所への収容などの処罰が待っているという。
記事はさらに、
追慕行事総括で殺伐とした恐怖の雰囲気が作られ、住民たちは「若い奴(金正恩)が権力を握ったら人々を捕まえて食べる」
と不満の声が広がっていることを伝えている。また、哀悼期間に脱北を図ったり、携帯で外部と連絡を取った住民に対しては、
公開裁判が行われているという。
中央日報:金正日哀悼行事で涙を見せなかった住民に強力な処罰
http://japanese.joins.com/article/263/147263.html?servcode=500§code=500[泣き叫ぶ北朝鮮国民、その涙は…]