フォークランドの旗は入港禁止
今月20日火曜日、
ウルグアイの首都・モンテビデオで行われた
メルコスルサミットで、
フォークランドの船は、メルコスル加盟国の港に入港禁止と決定した。さらに、合意書は「
フォークランド船の入港を防ぐためには、どのような対策も取りうる」とあり、武力による入港の防止もいとわないことを匂わせている。
このサミットの中で、
アルゼンチンの
フェルナンデス大統領は、
マルヴィナス(フォークランドのスペイン語名)問題は、アルゼンチンだけのものではなく、世界的な問題である。彼ら(イギリス政府)はわれわれの漁業資源とエネルギー資源を搾取している。そして資源がもっと必要となった時、武力を使って、南米の他の資源を探しにくるだろう
と発言した。
昨年2010年に
フォークランド諸島沖で、石油と天然ガスの開発が始まったことで、
アルゼンチンと
イギリス、両国間の緊張は高まり始めた。
イギリス政府の対応
翌21日、
イギリス外務省は
フォークランドの人々を孤立させ、人々の生活にダメージを与える、このアルゼンチンの試みをとても懸念している。そして、そこにはどんな正統性も存在しない。メスコスル加盟国との話し合いを始めるだろう。しかし、イギリスはフォークランドを固守することを決意している。
とコメントした。
一方で過激な意見も出ている。元英国ロイヤル海軍長官は
イギリスの怒りを表現するために、フォークランドに原子力潜水艦を送るべきだ
とコメント。これが本当になれば、第2次フォークランド紛争勃発へとながれるだろう。
・ビデオ:メルコスルサミット・フェルナンデス大統領の発言/The Telegragh・Wikipedia:フォークランド紛争