シュテルン(Stern)誌とテレビ局RTLによるフォルザ世論調査の選挙トレンドの結果
14日、発表されたStern-RTL選挙トレンドの結果、ドイツ社会民主党(SPD)が有権者の支持を得て、先週より2ポイントアップで28%だった。緑の党(die Grüne)は2ポイント減で、今年2回目の14%で最低支持率だった。
左翼党(die Linke)も1ポイント下げ、8%。海賊党(die Piraten)は、1ポイント上げ、7%だった。政権党のドイツキリスト教民主同盟(CDU)は安定して連続3回35%だった。自由民主党(FDP)は、3%で停滞している。
SPDとGrüneは、合わせて42%を獲得し、連立政権よりも4ポイント多いが、独立して政権を持つことはできない。
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SPD-Schleswig-HolsteinSPD、有権者を取り戻す。
フォルザ社長マンフレッド・ギュルナーは、SPDが力を得たのは、ベルリンでの党大会に起因するとみなしている。そして、
「SPDは、一致団結した姿を示し、ヘルムート・シュミット元首相やジグマー・ガブリエル党首の演説が大衆に受けたのだろう。」
と、語った。
ドイツ人の15%が、SPDならば問題を一番早く解決できるかもしれない、と考えていることが分かった。ガブリエル党首の個人的価値も改善した。先週よりも4ポイント増の23%だった。
しかし、社会民主党の上昇傾向にもかかわらず、SPDによる政権はあまり望まれていないようだ。ギュルナー社長によれば、
「多くの人々が連立政権に文句を言ってはいるが、そのことが、野党がもっとよくできる、ということにはならない。政権交代の雰囲気は全くない。」
とのことだ。
シュテルン誌(Stern Online)
http://www.stern.de/politik/deutschland/stern-rtl-wahltrend-parteitag-hilft-der-spd-1762345.html