広告業界まっ青？　｢嵐｣と上戸彩が切り札「ステマ」に失敗

従来型のテレビCMや新聞・雑誌広告を信頼する人が激減している。そんな中、新たな手法として最近テレビ番組などにやたらと挿入している手法、ステルスマーケティングでは、ときに派手な失敗も見られる。

4月26日に放送された｢ひみつの嵐ちゃん！｣（TBS系）では、女優の上戸彩が大失敗をやらかした、とネット上で話題になっている。。taylorandayumi


問題の番組では、番組スタッフからの差し入れとして、韓国のスイーツ｢パッチュ｣が届けられた。

上戸彩が｢この世で一番美味しい｣と語っていたから、という触れ込みだったが、実際に口にした｢嵐｣二宮和也と松本潤、上戸彩が率直に｢美味しい｣とコメントすることはなかった。

｢韓国押し｣の一環として食文化のステルスマーケティングにしたい意図が空振りに終わったものとして、ネット上では｢よほど不味いのだろう｣との憶測を呼んでいる。

ニールセンが2011年9月に世界56カ国2万8000人のオンライン消費者に対して行った調査では、従来型の広告に対する信頼度の急降下が見られた。

広告について「信頼する」と答えた人は、テレビCM・雑誌広告で47%、新聞広告で46%にとどまった。

その一方「知っている人の推薦」については92%が｢信頼する｣と回答している。テレビなどでよく見かける芸能人などについて｢知っている人｣と誤認する人が多いこともあり、近年ではコマーシャルではなく番組の中で宣伝を行わせるケースが増えている。

個人の感想を装って特定の商品を紹介するもので、ステルスマーケティングの一環とされる。ただ上記のケースのように、失敗すると目も当てられないことになる。



◆ひみつの嵐ちゃん
http://www.tbs.co.jp/arashi-chan/