「change.org」でオンライン署名運動
国連大使夫人が、インターネットキャンペーンによってシリアのバシャール・アル・アサド大統領の妻であるアスマ夫人に対し、夫のデモ弾圧を停止させるよう呼びかけた。フォークス誌オンライン版が17日、報じた。
ドイツ国連大使の妻フベルタ・フォン・フォス=ヴィティッヒ夫人は、
「私たちは、流血を終わらせる明確なメッセージを送るために、世界中の女性の署名を期待します。」
と、語った。
フォス=ヴィティッヒ夫人は英国大使の妻シーラ・ライアル・グラント夫人と共同で行動を起こした。インターネットプラットフォーム「change.org」上でオンライン嘆願書を作成し、署名を募っている。
女性として、妻として、母親としてあなたの責任を果たすべきです。ただ夫の後ろに隠れていることはできません。何百人もの子どもが死亡し、何千人もの人が負傷し、心の傷も負っています。
と呼びかけた。
YouTubeでビデオメッセージ
動画投稿サイト「YouTube」にアップされたビデオでは、ぜいたくな生活を送るアスマ夫人の画像とシリアでの弾圧の様子や国民の苦しみを映し出した様子の画像が対照的に映し出されている。
ビデオは、
「親愛なるアスマ、自分のスタイルの心配をする女性もいれば、自分の国民を心配する女性もいます。……」
と始まる。
独大使夫人は、
「私たちのこのメッセージがいい方向に向かわせるきっかけになることを期待する。」
と、語った。
1年以上続いているシリアの騒乱以来、国連によると9000人以上が死亡した。先週、アサド政権と反体制派の双方による停戦期限を迎えた。しかし、多くの町で政権側と反体制派側の戦闘が続いていた。
国連安全保障理事会は、アサド政権と反体制派の停戦を監視する非武装監視団の先遣隊を派遣する決議案を全会一致で採択し、15日、首都ダマスカスに到着した。
フォークス誌(Focus Online)
http://www.focus.de/politik/ausland/krise-in-der-arabischen-welt/syrien/youtube-botschaft-an-ehefrau-von-syriens-staatschefs-diplomaten-frauen-appellieren-an-asma-el-assads-herz_aid_738961.htmlchange.orgのサイト
http://www.change.org/petitions/asma-al-assad-stop-the-bloodshed-in-syria