英国の国際経済誌「The Economist」の企業間事業部門である調査会社、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)による「暮らしやすい都市ランキング」が発表された。
*メルボルン市街
「暮らしやすい都市ランキング」
トップ10の中身は去年と変わらなかったらしいが、暮らしやすい都市1位は、オーストラリアのメルボルン、ついで2位はオーストリアのウィーン、3位はカナダのバンクーバー、4位はトロントとなった。メルボルンは2年連続1位に選ばれている。トップ10の中では、オーストラリアとカナダの都市が優勢のようだ。
トップ10に入るような都市は、豊かな国の中都市で比較的人口密度が低い所が多いとのこと。調査は、140都市に対し、安全性、保健衛生、文化、環境、教育、インフラの5つの面から行われた。
ちなみに、日本では大阪が12位でアジアの都市では最高位となった。東京が18位で香港が31位。米国ではハワイのホノルルが一番暮らしやすく26位、ピッツバーグが30位だった。
ハワイより大阪や東京の方が暮らしやすいとは、ちょっと意外な気もするが、実は思ったよりこの二都市は暮らしやすいのかもしれない。しかし、上位の都市にかなわないものがある。それは自然だ。オーストラリアの都市もカナダの都市も緑に囲まれている。大阪と東京のこれからの課題はいかに緑を増やすかなのかもしれない。
メルボルン