なでしこジャパンへ国民栄誉賞を授与
8月18日、政府はサッカーの女子ワールドカップで初優勝を果たした、日本代表の「なでしこジャパン」に、国民栄誉賞を授与した。国民栄誉賞が団体に授与されるのは初めてのことだ。
首相官邸で行われた国民栄誉賞の表彰式には、佐々木則夫監督や澤穂希選手をはじめとする選手らが参加した。菅直人首相は佐々木則夫監督に表彰状を、澤穂希選手に盾を授与した。そして記念品として化粧筆が選手全員に贈られた。
この記念品に贈られた化粧筆は広島県熊野市で生産されたもので、ハリウッド女優なども愛用しているという高級化粧筆だ。なでしこジャパンがますます輝くための大切な一品になるに違いない。
選手と菅直人首相の思い
菅直人首相は、「なでしこジャパンの愛称そのままに日本女性の素晴らしさを世界に示し、東日本大震災の被災者と全ての国民に、困難に立ち向かう勇気とさわやかな感動を与えた」と称えた。そして菅直人首相・伸子夫人連名の手紙を各選手に渡した。この手紙の最後には「世界一の感動をありがとうございます」と書かれていたそうだ。
国民栄誉賞を授与された後、澤穂希選手は記者団に対して、ロンドン五輪アジア最終予選に向けた抱負を述べた。しかし、授与した菅直人首相はもうまもなく退陣するので、少し寂しさを感じている選手もいることであろう。
菅直人首相は退陣しても、なでしこジャパンは今後ますます健闘して欲しいものだ。
政府インターネットテレビ
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg5201.html