首相候補のアンケート結果は?
ロイターは2011年8月12日および15日に、市場関係者を対象として、菅首相の後継者として誰がふさわしいのかについての緊急アンケートを実施した。その結果、33人から回答を得ることができ、そのうちの14人が野田財務大臣がもっともふさわしいと回答していた。
2番目に多かった回答は「その他・適任者なし」という悲しい結果になった。今回の党首選はかなりの倍率になると見られているが、2番目に適任者不在という結果が出るということは、少なくとも市場関係者にとって魅力的な人材があまりいないということなのだろう。
以下、馬淵澄夫前国土交通相に5人、前原誠二前外相に3人、樽床伸二元国対委員長に2人などとなっており、意見が分かれている。
求めているものは何?
次期首相に求めているものは、決断力・政策実行力と回答した人が16人、協調性と回答した人が9人であった。
デフレや円高が続いているため、財政再建を求める声が多い。現在の財政状況下での震災復興のための増税をすべきでないと回答している人が12人いたことは注目すべき点だろう。
なお、次期首相の在任期間については、民主党が任期満了になるまでと回答した人が22人ともっとも多かった。次期総選挙までと回答した人は6人にとどまった。
ロイター調査:市場が選ぶ次期首相、筆頭は野田財務相
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-22743320110817?pageNumber=2&virtualBrandChannel=0