九州電力のメモ問題
九州電力玄海原発再稼働をめぐる九州電力の「やらせメール」問題に、佐賀県の古川知事が関与していたとされるメモ問題が、佐賀県議会の原子力安全対策等特別委員会で取り上げられた。
九州電力は、発言メモを佐賀県議会の原子力安全対策等特別委員会に提出した。古川知事は、メモの発言項目に異論はないが、趣旨や内容やニュアンスが全く異なっていることが遺憾である旨を述べた。その一方で、発言した時期やタイミングや相手について、軽率であった旨を陳謝した。
古川知事の辞任問題
古川知事は、県民を心配させていることについては大変申し訳なく思っている一方で、古川知事の真意が違った形で伝わった結果、やらせメールにつながったけれども、誤解が増幅されたからといって辞任する必要はないという旨の考えを述べた。
原発の再稼働については、基幹電力として再起動は必要だが、安全性確保が大前提であるし、様々な問題も生じていることから、現段階で具体的なスケジュールを描けない旨の考えを述べた。
メール問題の時点で、エネルギーを最も必要とする夏場に再起動を間に合わせたいと思っていたそうだが、知事だからこそ発言に影響力があることを考えると、言葉の選択を誤ったことは否めないだろう。
辞任しないで知事を続けるのであれば県政や県民にとってベストを尽くしていただきたいものだ。
佐賀県議会
http://www.pref.saga.lg.jp/web/at-contents/gikai.html