設立の背景
東洋ゴムと中国のゴム会社である美峰ゴムとが中国に新しい合弁会社と設立することになった。新しい合弁会社では主に鉄道車輌用部品(空気ばね、防振ゴム)を製造、販売する予定だ。
東洋ゴムは日本国内において50年以上の実績と信頼があり、JR各社の在来線から新幹線に至るまで、多種多様な鉄道車輌用防振ゴム装置(空気ばね・防振ゴム)を開発、納入している。そして海外にも供給先を広げている。
一方の美峰ゴムは、鉄道車輌向けのブレーキ用圧力膜、シール材に関して高い技術力を有している。そして経済発展が著しく、鉄道の整備が急ピッチで進められている中国の鉄道市場において販売ネットワークを構築している。
こうした両者の技術を融合するために、中国で合弁会社を設立するに至った。
設立の概要
新しい合弁会社は、中国の江蘇省に設立される予定で、出資比率は東洋ゴムが51%、美峰ゴムが49%となっている。2011年10月に設立予定で、2012年6月から生産開始する予定だ。
新しい合弁会社が中国の鉄道整備に欠かせない存在になることは間違いないだろう。中国の鉄道整備が進んでいくのが楽しみだ。
中国での鉄道車輌用部品合弁会社設立について
http://www.toyo-rubber.co.jp/news/2011/110705_2.html