枝野大臣と高橋会長との会談
2011年9月20日、枝野幸男経済産業相と東北経済連合会の会長で東北電力会長の高橋宏明氏が会談を行った。高橋会長は東日本大震災により大きな被害を受けた福島復興を要望するために経済産業省を訪れていた。
枝野大臣は、2011年度第3次補正予算案で、医療や新エネルギー関係などを念頭に、福島県へ企業が進出するように立地補助金を増額することを検討している旨、述べた。
枝野大臣が改善を求めた東電の資料
枝野大臣は、東京電力が9月に福島第一原子力発電所事故の損害賠償手続書類を被害者に送付した件で、東京電力へ改善を厳しく指導する旨、述べた。
東京電力が被害者に送付した損賠賠償の請求書は60ページで、記載方法等の案内書類は156ページにも及んでいる。添付書類に過去の給与明細やホテルの領収証や同意書を求めるなど非常に厳格な上、専門用語が多数使われているためにわかりづらい内容となっている。そのため、高齢者をはじめとした多くの被害者が困惑している。
このことを受け、枝野大臣は、「分厚い書類でひんしゅくをかっている。私もあぜんとした。東電を厳しく指導したい」、「東電は、もうちょっと丁寧にやらなければならない」などと述べ、東京電力へ改善指導をすることを明言した。
経済産業省
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