株式会社宣伝会議は、2011年8月26日に、企業不祥事の対応について、平時、緊急時および危機後にどのように対応していけば継続的に企業活動を行っていけるのかについて学ぶ「危機管理広報講座」を開催する。
開催会場は、313南青山ビル2階で、時間は、午前10時から午後5時まで。受講料は、48,000円(税込)となっている。
今回の講座では、「実際にどのような対応をすれば、被害を最少で食い止められるのか。」、「ブランドの信用が回復するのか。」、「日頃からどのような体制を敷いていれば、緊急時に対応できるのか。」といった疑問に答えるべく、「失敗例や危機対応の事例を具体的に」学び、「今年、危機管理に直面した広報担当者」の声や、「危機管理のエキスパート」による実践的な講演が行われる。
毎年さまざまな業界で、偽装問題や不祥事の隠ぺいなどにより企業ブランドが大きく傷つき失墜していく場面が報道され、その結果、消費者離れや業績悪化などの負の連鎖が生じ、継続的な企業活動を行えなくなるケースも珍しくない。
象徴的な場面として、しばしば緊急時の記者会見や取材現場が取り上げられるが、企業側の担当者がどのように振る舞うかによってメディアへの心証は大きく変わり、誠実で迅速、かつ適切な広報対応によって、良い印象を与える場合もあれば、企業側の意図とは異なる良くない結果が生まれる場合もある。
危機に遭遇した場面では、関わる人間の「温度差」に、明らかな差異がみられることが多い。事前に用意する危機管理マニュアルは、作成することがゴールではなく、日々の更新が欠かせない。実際の現場では、民間の一企業であれ、公的な団体であれ、大衆を前に謝罪することはない。マスコミというフィルターを通さざるを得ない「謝罪」にどう振る舞うか。「カメラの向こうに大勢の国民がいる」といった決まり文句は、まっとうな介在者のみが言える言葉であり、惑わされない眼を信じる真摯な姿勢を続けて行くことが企業としての王道ではないだろうか。
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