東日本大震災で予算削減
小惑星探査衛星「はやぶさ」の後継機「はやぶさ2」の予算が削減され、打ち上げできなくなる可能性がある。4日の毎日新聞が報じた。
東日本大震災復興費用を捻出するため、宇宙関連の予算が削減される中、重要度が低いと判断されたもよう。
少ない宇宙予算は実用性の高いものに
はやぶさ2は宇宙航空研究開発機構 (JAXA) が開発を進めている小惑星探査機。同じく小惑星「イトカワ」から帰還した「はやぶさ」の後継機にあたる。
現時点では、有機体が多いと見られるアポロ群(162173) 1999 JU3の探査を予定している。同惑星から資料を持ち帰り、地球生命の起源を解き明かす可能性にチャレンジする。
ただ、宇宙関連の予算がひっ迫する中、政府では実用性の高い計画に予算を集中させる予定。測位衛星である「準天頂衛星」や国際的な約束に基づく国際宇宙ステーション(ISS)が優先される。
計画延長ならそのまま中止へ
軌道上の位置関係などから、地球から打ち上げて目的の小惑星にたどり着ける時期は限られている。
2014年~2015年に打ち上げができなければ、数年後までそのチャンスは訪れない。計画そのものが中止される恐れもある。
はやかわ2の予算は2009年の事業仕分けで17億円の要求が3,000万円に削減された。その後、はやぶさの帰還成功により2011年度には100倍の30億円に予算が増額された経緯がある。
先代はやぶさも幾多の事故や故障を乗り越えての成功だったが、こちらは打ち上げ前から苦難の連続だ。

◆はやぶさ2 wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/はやぶさ2◆JAXA
http://www.jaxa.jp/projects/sat/hayabusa2/index_j.html