事故の概要
2011年12月3日の午前9時20分ごろ、愛知県名古屋市東区筒井にある東警察署の拳銃保管庫で、拳銃が暴発する事故が発生した。
拳銃を誤って暴発させたのは、東警察署の地域課に勤務する54歳の男性巡査部長だった。この巡査部長は、勤務を終え、拳銃を保管庫にしまうために拳銃から実弾を抜く作業をしていた。その際、過って実弾1発を発射させてしまった。
けが人の有無
拳銃が暴発した当時、拳銃の保管庫には、誤って拳銃を暴発された巡査部長のほかに警官が5人いた。
拳銃が暴発した際、弾は下向きに発射された。弾は作業用の机を貫通した後、壁に当たって床に落ちた。こうした偶然が重なり、幸いにも6人の警官にけが人はいなかったとのことだ。
2011年4月、愛知県刈谷警察署の巡査部長も拳銃を暴発させる事故を起こしている。刈谷警察署のこの巡査部長はこの件で懲戒処分を受けているため、今回の東警察署の巡査部長も何らかの懲戒処分を受けると考えられる。
たしかに懲戒処分も大切だと思うが、拳銃は小さなミスでも命を落とす危険があるため、全国の警察署で再度拳銃の管理や取り扱いについての指導を徹底し、二度とこのような自己がないように気をつけていただきたい。
愛知県警東警察署
http://www.pref.aichi.jp/police/syokai/map/higasisyo.html