CDU、2ポイント増で36%に
ライプチヒで開かれたドイツキリスト教民主同盟(CDU)の党大会後、最初のシュテルン(Stern)誌とテレビ局RTLによるフォルザ世論調査の選挙トレンドの結果は、2ポイント増で36%だった。これにより、CDUは、福島の原発事故前と同じ支持率になった。
自由民主党(FDP)も1ポイント上げて、3%。しかし、5%のハードルはまだ高い。ドイツ社会民主党(SPD)は動かず26%。春先にはまだ28%あった緑の党(die Grüne)は、14%と先週より1ポイント減少した。これは、2010年4月以来、最悪の結果となった。
また、負け組には、左翼党(die Linke)と海賊党(die Piraten)がいる。それぞれ、1ポイント減で、8%だった。
SPDと緑の党は合わせて40%で、かろうじて連立与党(CDU/CSUとFDP:39%)より、リードしている。福島での大惨事以来、SPDと緑の党は常にリードしていた。2011年4月末には、18ポイントも差がついていた。
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World Economic Forum一体感を示すCDU
フォルザ社長マンフレッド・ギュルナーは、
この新たな支持率の獲得理由は、ライプチヒ党大会で示した一体感である。
メルケル首相への批判は、大体において消滅した。有権者は、首相とCDUが結束している、という感覚を持っている。そのようなイメージは、有権者に効果がある。
と、説明する。さらに、
国民が、ユーロ危機の救済に手を尽くすメルケル首相を評価してきている。2009年のFDP支持者が、CDU・CSUに戻ってきている。中でも、FDPに幻滅した中産階級が、棄権層や緑の党からキリスト教同盟を支持し直している。
と、ギュルナーは、分析する。
シュテルン誌(Stern Online)
http://www.stern.de/politik/deutschland/stern-rtl-wahltrend-union-mit-aa-rating-1753994.html