名もない道の魅力を再発見
観光庁は、「道の魅力」を再発見するプロジェクト「
観光庁ランナーズインフォメーション研究所」の設立を、4日、発表した。これはクルマのためではなく、
歩いて楽しい、走って気持ちがいい、自転車で心地よい道
を、さまざまな分野の専門家が自らの視点を交えて推薦、“名もない”道に改めて魅力を発見してもらい、
行き先ではない道そのものを観光資源として定着
させようという試み。
現在、“道”を推薦する専門家には、
有森裕子(ランナー)、ヴィム・ヴェンダース(映画監督)、坂本龍一(音楽家)、高橋尚子(ランナー)、三村仁司(シューズ職人)、矢口高雄(漫画家)(敬称略)
らがおり、今後も増員予定だという。また、“道”は一般からの推薦も受け付ける。さらに海外から日本を訪れる観光客の推薦も受け付ける。
公式アプリもリリース
「
観光庁ランナーズインフォメーション研究所」は公式サイト(下部にリンク)を開設するとともに、
iPhone版公式アプリもリリースした。アプリでは同研究所推薦の道の詳しい情報のほか、ユーザーからの推薦の手順のガイドなども掲載、また季節ごとのおすすめコースの案内なども届けられるという。
同研究所所長の
高橋尚子さんは、
「日本には、まだ知らないいい道がたくさんあります。(略)そうした道に名前をつけて、研究所に応募してください。果樹園を抜ける道、カエルが鳴くあぜ道、ビル風を感じる道、空が広い道、ヒグラシが鳴く道。テーマはなんでもかまいません。」
と語っている。
観光庁 プレスリリース
名のない道に、名前をつけよう。観光庁ランナーズインフォメーーション研究所公式サイト「
観光庁ランナーズインフォメーション研究所」
iTunesプレビュー
観光庁公式アプリ「
ランナーズインフォ」