都内流通食品の放射性検査を開始
2011年11月8日から、東京都は都民の食の安全・安心を一層確保するために、都内の流通食品について、放射能検査を行うとのことだ。
放射能検査を行うのは、都内の小売店に流通している農産物、水産物、食肉、鶏卵及び加工食品で、500食品にのぼるとみられている。この検査を実施する機関は東京都健康安全研究センターであり、年度内に検査を終える予定だ。
放射能検査の概要
放射能検査は2段階で行われる。まず流通食品をサンプリングして、小型で多くの検体を短時間で測定できるNaI(ヨウ化ナトリウム)シンチレーションスペクトロメーターでスクリーニング検査する。
そしてこのスクリーニング検査で1キログラム当たり50Bq(ベクレル)を超えたものについては、放射性物質を1キログラム当たり数Bq(ベクレル)以下まで正確に測定できるゲルマニウム半導体検出器で確定検査を行う。
このような検査を各自治体がしっかり行えば、風評被害を防ぐこともできるし、間接的に被災地支援を行うこともできるため、今後他の地域にも広がって欲しいと願うばかりだ。
都内流通食品の放射性物質モニタリング検査を開始します
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/11/20lb7400.htm