ドイツ政府と欧州特別委員会の提案
ドイツ連邦消費者保護相のイルゼ・アイグナー(ドイツキリスト教社会同盟:CSU)と欧州司法委員のヴィヴィアンヌ・レーディング(ルクセンブルク)は、インターネット上の個人情報を保護する新しい規則を作成する方向で一致した。この規則は、欧州連合(EU)圏内だけではなく、EU圏外の企業にも有効である。
例えば、ソーシャルネットワークのFacebookのような、アメリカの企業でもEU圏の消費者にサービスを提供するならば、もちろん、EUの規則を守らなければならないのである。
レーディング欧州司法委員は、欧州委員会で情報社会・メディアを担当している。2012年1月末までには、新しい規則を提出するつもりだ。現在のところ、有効な規定は、1995年に発行された。これは、インターネット時代前の産物である。レーディングは、解釈によってはくぐり抜けられる“Schlupflöcher(くぐり抜けられる穴)”を閉じ、統一された規則を目指している。
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europeanpeoplesparty忘れる権利
重要なのは、「忘れる権利(Recht auf Vergessen)」である。レーディングは、次のように語った。
インターネットに一度でも公開した情報は、いつでも削除できなければならない。消費者の明確な同意なくして、情報を加工できないように指示する。個人情報の保護に対してきちんと取り組まない企業が競争利益を得るべきではない。
今後、消費者の情報保護改善を目指して、欧州司法特別委員会とドイツ政府は努力していくつもりである。
Yahoo! ドイツ
http://de.nachrichten.yahoo.com/berlin-br%C3%BCssel-wollen-gemeinsam-f%C3%BCr-datenschutz-netz-k%C3%A4mpfen-183157404.html