内閣改造へ、仙石官房長官の処遇はどうなる?
菅直人首相は元日の1月1日に、13日に開催予定の民主党大会の後にも、党の役員人事および、内閣改造に着手する方針を固めた。内閣改造は、今月下旬に召集される通常国会に向けたものと思われる。
内閣改造が行われた場合、焦点となるのが、野党から問責決議案を受けている仙谷由人官房長官と、馬淵澄夫国土交通相の処遇である。特に、仙石氏が内閣から抜けた場合、政権の弱体化も懸念され、菅首相はあくまでも慎重に判断する構えだ。
党内には「仙石氏の辞任やむを得ず」との意見も
仙石氏と馬淵氏の問責決議案を受けたことで、自民党と公明党は、両氏が出席する審議には応じない構えだ。一方、菅首相は、仙石氏が官房長官と兼務している、法相の人事など行い通常国会に望む考えだが、民主党内では、国会審議冒頭での混乱を懸念する声もあり、「(仙石氏らの)辞任もやむを得ない」との意見もでている。
仙石氏が内閣から外れた場合、幹事長など、党の要職に任命する案もでており、小沢一郎元代表との対立が続く中、“脱小沢”を党内外にアピールする狙いだが、内閣の重要課題を取り組んできた仙石氏が抜けることで、内閣の弱体化を懸念する声も根強い。
時事ドットコム「菅首相、中旬に内閣改造=仙谷長官の処遇焦点」
http://www.jiji.com/
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菅内閣総理大臣 平成二十三年 年頭所感
http://www.kantei.go.jp/jp/kan/statement/201101/01nentou.html