「民主には大義名分がない」平沼代表
たちあがれ日本の平沼赳夫代表と園田博之幹事長の二人は、27日に開かれた記者会見で、菅首相から打診されていた民主党との連立を拒否する方針を明らかにした。
たちあがれ日本は27日の昼に党本部で緊急の議員総会を開き、連立入りについて議論し、民主党からの打診を応じない決定をした。議員総会後の記者会見で平沼代表は
危機的な政治状況を打開するために行動することはやぶさかでないが、今回のような形の連立は考えていない
と、述べた上
「日本を救う」という大義名分に立っていない申し出には応じられない
と、連立入り拒否を明言した。
平沼代表の入閣要請も
同党の議員総会では、6人の国会議員中、園田氏、藤井孝男参院代表、中山恭子参院議員が反対を、片山虎之助参院幹事長も慎重姿勢を示し、「消費税引き上げに関して菅首相と考えが近い」と与謝野馨共同代表だけが参加に前向きだった。
平沼代表は記者会見の中で、入閣要請に関して「明確には言わなかった」とした上で
(拉致問題解決のため)拉致議連会長の私に力を貸してほしいという雰囲気があったのは事実だ
と、述べた。同日午前に与謝野氏が記者団に対し、平沼氏の入閣要請があった事を明らかにしている。
園田幹事長は、今回の連立申し出に対し
菅直人首相には「どうしてもやらなければならない」という決意がまったく感じられない。「少しでもいいから政権運営にプラスになるようにしてほしい」という趣旨ではないか
と、連立を拒否する意向を強調した。
時事ドットコム「民主との連立、拒否を確認=平沼代表「参加考えぬ」-たちあがれ」
時事ドットコム「平沼、園田両氏の会見要旨」
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たちあがれ日本(The Sunrise Party of Japan) 日本再建 国民に夢を 政治に責任
http://www.tachiagare.jp/