イスラエル人の手によるビデオとは
ユーチューブに投稿された、リビアのカダフィ大佐のパロディビデオがアラブ諸国で人気を呼んでいる。しかも、ビデオを作製したのはイスラエル人ジャーナリスト兼ミュージシャンの男性だった。
Noy Alooshe氏は、恍惚とした表情で「反体制を訴える人間を一軒一軒しらみつぶしに探して歩くぞ」と脅すように言ったカダフィ大佐のスピーチをテレビで見て、ビデオを思いついたという。
ラップ音楽に乗せて
ビデオのタイトルは「Zenga Zenga」で、カダフィ大佐がスピーチで口にした血なまぐさい言葉が、ピットブルというアーティストによるラップ音楽に乗せられている。
ビデオがユーチューブに投稿されて数日後には、アクセス数が50万近くに達し、アラブ諸国から多くのコメントが寄せられた。作者がイスラエル人であっても反応は非常に好意的で、リビアの反体制派を名乗る人物は、「カダフィ体制が崩壊したら、広場で“Zenga Zenga”のリズムに乗って踊るつもりだ」とコメントを寄せたという。
イスラエル人作のカダフィ大佐のパロディビデオ アラブ諸国で人気に