不便を強いられてきた障がい者
アメリカでは、目の不自由な人々がどのようにして清き一票を投じてきたか、ご存じだろうか。
投票所の小さなブースに、有権者、投票所スタッフ1名(候補者名など選択肢を読みあげる)、2大政党の関係者が各1名(証人)の計4名が押し込められるのだという。プライバシーの保護などお構いなしだったのだ。
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CookieDuster自らの手で投票が可能に
電子投票機なら、候補者リストをヘッドフォンで聞くことができたり、大きめのキーボードなど、いかなる障がい者のニーズにも対応できる入力機能が使える。自分の意思を確実に選挙に反映できるようになるのだ。
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SOULE問題は多いものの
過去、投票所のスタッフが候補者名を割愛して読みあげたり、不正投票を行うケースが報告されている。
だが、アメリカには何らかの障がいがある人が3千万人ほどいるという。民主主義の恩恵を完全に享受できず、選挙のたびに失望を感じてきた人も多いだろう。
電子投票システムの問題点ばかりがクローズアップされるが、早期の完全導入が待たれている。
電子投票システムで恩恵を受ける障害者