偽菅も登場、なりすまし
ネット上のなりすまし行為とは、まったくの他人があたかも本人であるかのように装い、twitterやfacebookなどで発言するなどの行為です。記憶に新しいところでは、日本でも、菅直人氏が首相になったときにtwitter上に偽菅が出現しニュースになりました。
罰金あり、禁固刑あり
カリフォルニア州では、電子的ななりすましに対して最高で1000ドルの罰金と、1年の禁固刑を科す法案が通過しました。既存の法律は古くて、署名の偽造についてのなりすましに対する罰則でしたが、これではインターネットが普及している現代社会に対応できないため、改正し、twittterやFacebook、電子メールなどにも適用されることになります。
菅首相のときのように単になりすますだけでは、罰則の対象にはならず、損害を与えたり、脅迫したり、詐欺行為があったりした場合に対象となります。
日本では
現在の日本の法律では、他人のIDとパスワードで勝手にアクセスした場合は、不正アクセス行為の禁止等に関する法律に接触し、処罰の対象となります。よって最初から有名人の名前を語ったアカウントを自分が作って、なりすましても処罰されません。この先、ネット選挙が解禁されるであろうことは予想されますので、今後、法律の整備が必要な分野ではないでしょうか。
ars technica California moves to outlaw online "e-personation"
http://arstechnica.com/tech-policy/news/2010/08/california-moves-to-outlaw-online-e-personation.ars