山東省青島市の病院で車イスが不足しており、李さんはそこに目をつけ、車イスをレンタルする露店を始めた。李さんは青島大学医学院付属医院の東口で商売を始めてから、半年余りが経つそうだ。
「この車イスは急患用だ。病院内にも車イスはあるけれど、いつも入院患者が先に借りて行ってしまう。急きょ病院に来た患者は車イスが見つからないので、私の車イスを貸し出している。」
李さんの車イスは、敷金600元、1時間以内10元、1時間を越すと5元追加で1日あたり最高20元。レンタルに来る人はそう多くはないが、1ヶ月300~400元ほどの収入になるそうだ。
問題は、この病院も含め、病院に車イスが不足している事態だ。病院側によると、以前もっと多くの車イスがあったそうだが、盗難や破損により数が減ったという。市の衛生局では次のように話している。
「各病院の車イス数に規定は設けていないが、患者の要求に応えられるようにして欲しい。病院の事情もわかるが、質を落としてはいけない。我々としても患者に車イスを大切に利用するよう、また使用後はすぐに返却を行うよう呼びかけたい。」
「租出去不是坏就是丢 医院便民轮椅一"座"难求」
半岛网(中国語)
http://news.bandao.cn/news_html/201008/20100825/news_20100825_974316.shtml